第2話

副題:セレイナの熱い夜

第2話 テスト走行の日【9月13日木曜日】

朝6時前に、皆ナチュラルに起床!

私は朝三時頃寝たのに疲れで快眠、おかげでお目覚めパッチリ
しかし外はまだ薄暗いそれに少し寒い
ホテルのオフィイスに無料の簡単なブレックファースト(朝食)が準備されてるので
朝食は、これで済ましまた、Jeffは、内容がつまら〜ん と他所で食べると言って出て行きました
贅沢なやつ! 私は美味しく頂きました 腹へっていたし
私は適当にパクパク食べ、ポケットにジュースのパックを2個忍ばせてから出ました。

自分のレンタカーにボートなど積み、彼らの後に付いてレース会場の公園まで行きました
所要時間はホテルから20分ぐらい
Jeffとマイケル達は、本部席近くに、昨日ピットを陣取っていました Good Job グッジョブ
レース中は本部席に近い方が何かと便利ですね、だんだん遠くに行くにつれ不利で
ここでも力関係が判ります。日本でも同じですか?
自前のガスコンロでハム焼いて朝食作る者などいて、いい感じで皆準備します。
匂いが良いので近づくと、フロリダの奴で顔見知りだったんで彼が
『いるか?』 
うんn  じゃ〜どう〜ぞ〜てな具合で、私は再度朝食にありつきました。美味かった!
マイケル達はトレーラー内でコーヒーを沸かし、一杯飲んでから始めます、
結構アメリカ人は朝の一杯を大事にしてる人いますね?

マイケルが私の作業台の机、椅子を準備し『お前はココで良いか?』
俺はどこでもOK!ですよ ありがたい

昨年10月、サクラメントのレース終了後に、Jeffに預けていた私のCATを受け取り
〔あ〜 やっぱり〕
衝突して左船体のコッパゲをアルミテープで応急修理していた所
後で修理して、とお願いして預けていたのに、同じ状態 まっ予想はしていましたが 走行にあんまし影響ないしOK

事前に打ち合わせていた2サイクルオイルを、マイケルから受け取り
だが だがあ〜
匂いを嗅だらいつもと違う? 日本じゃ同じブランドをの使っていましたので
Jeffにどう、このスメル(匂い?)おかしくないと聞いたが、アイドンノーと、 鼻悪い まさか!
まっいいかと、マイケルのガソリンを2ガロンいただいてブレンド、でも気になる、スゴク、
不安、発生!
いかん!全てのレース中私はこれを使うんだ、

〔最初から妥協はいかん!〕
オイルのラベルよく見るとマーキュリー、クイックシルバー、プレミアムて書いてあるが、
ない! プラスの文字 PLUS アメリカ人のくせして英語よう読まんのか おのれ〜

今までマイケルはこれを使っていたのか バカじゃん〜 
ほんと大雑把なアメリカ人の代表選手です、これでシマンテックの会社員?よう首にならんのが不思議
次回のレースから俺はアムズオイルに変えると言っていました 
『バカか、プラスじゃないといかんやろう』  とはさすがに言いえませんだした
なんとかせないかん 
何とかこの宮崎をじゃない オイルを
うろうろ ウロウロ
そしたら、Jeffの子分(又は利用されてる)ロニーが

『ヒロキ、俺の車にオイルあるが、いるか?』←ヒロユキは発音しにくい
彼は察したようで、よほど私の顔に表れていた?
うん うん 欲しい、アイウオント! 彼らはプラス使っていましたので(これ常識)
彼の車にあるガロンボトルから、先ほ空になった16オンスのオイルボトルに入れてもらいました
先ほど作った混合油をマイケルに見つからんように、どこかに処分せないかん
見つかると、気分悪くするよな、『こんどは、なんじゃ〜おのれは!』とマイケルに言われそうで
どうしょうかと、ロニーに聞くとあっちの方にと←指差しました

誰にも判らないように、僕らの陣地から左250メートルくらい離れている鉄道の砂利に
誰にも判らんようにジョボジョボ 遠くから見たらションベンスタイルで?一箇所では危ないので
横に移動しつつ ジョボジョボ
2ガロンですから量は結構あるし危険 お願いだから後でココでタバコ吸わんで
ボム〜! なんて

それから事前に地元オハヨウ州のドム君にボートスタンド余ってるなら貸してとメールで連絡してたので
ドム君を探す そしたら、知らない人がドムはあそこに居るよと教えてくれた(米国掲示板の有名人)
顔は知りませんのでそれらしき人にアーユー ドム?
オ〜ヒロユキ! 笑いが出るくらいの黒い長いボートスタンドを貸してくれました
何に使ってんだろう? まっいいか とりあえずつかえる
アメリカまで日本からボートスタンドは持ってはいけませんからね
空き箱をカッター使い現地で作ることもあります

よし燃料準備OK 
CAT(カタマラン)のエンジン、ドライブまわりを会場でセットアップ準備 OK
エントリー手続きも済ませ、認識ID、と明日からの走行予定リストを受け取り
走行テスト開始、
最初ジョーがサポートしてくれテスト開始です、勝手に自分で投げ入れてはいけません
3艇ともエンジンはOK
ただしモノ艇だけ遠く離れると一瞬スロットルが少し変?
フュエルセーフ働き気味?判らん 日本では起きたことない症状
とりあえずプラグだけ交換、こらは最後の方で原因わかるが
ま〜走れそうだし 良いか。

そうこうしてると、もう夕方近くなり右250メートル先に小さな屋根付きの公園の休憩所があり
CCレーシングのカルロ達が、地元ニューオリンズから持ってきた海産物(カニ、ロブスター)とビーフで
今晩のスペシャル宴会の準備始めました、これは主催者の宴会ではありません(土曜日に用意されてる)
材料費ぐらいは頂いたとは思いますが、自然発生的に掲示板でやろうよと話が持ち上がり
決行されました
大きなズンドウ鍋2つに海産物、お水、怪しいオイル、香辛料などいれグルグルと大きなしゃもじで回して
作っています、アメリカ南部の料理は私は初めての経験です。
みんなで料理の協力をしています
ジョーもロブスターをジャクナイフの大きなのでさばいていました お〜ロブスターこれ食えるんか
うれし〜

近くで、皆輪になり自前で持ち込んだドリンクを飲んでいました
見知らぬ人からお前も飲むかと言われ
うんn クラーボックスを開けてくれました、
どれがいい? ビールか?
ビールが...そうか と赤いコップとビール缶頂きました
アメリカではパブリック公園では飲酒はいけません 公園パトロールの人に見つからないように
紙袋、又はコップに入れ隠して飲みます これが常識とゆうかマナー 
だから日本の花見のような光景はありません

お〜 みんな遠くから来てレース会場で再会を喜び合うシーン&シーン
海外からは8〜9カ国参加、またアメリカの端から端まで、このイベントのために
何時間も駆けています。この日のため、重いトレーラー引いてきたりしますので
けっこうガソリン代もばかにならんやろうけど、R/Cガスボートが好きな奴ばかりです
それに楽しい奴ばかり
そうこうしてると、第一陣の料理が出来上がり 大きなテーブルに
ザァザザ〜 と広げられ あたりは日が暮れ皆お腹が空いてましたので一瞬でなくなりました 
第二陣が出来上がるまで又ビールをもらいに
『アィウォント ビール』と断ると、次から勝手に持って行ってくれだと 太っ腹!
だんだん打ち解け始め、まわりを見て話しかけやすそうな人探すと
大きな黒人さん(プロレスのブッチャーを可愛くした感じ)に
ためしに話しかけました、腕にはもち タツー

どこからきたん? おれユーオリンズ、へぇ〜カルロと一緒のところなん? そう
仕事なんばしょうと? おれ高圧線の仕事、私は無線屋ですよ同じ電気屋ですね ヨロシク!

ところで、カルロ達主催の11月レースあんた行くの?ニューオリンズであるやつ
う〜n と親指と人差し指こすり 金作らんといかんし、仕事もせな 家庭もあるし
俺も同じ大変やね、 行きたいけどと、少し寂しそうに顔に出ていました。

そうこうしてると私のビールがなくなり なくなった〜と顔したら
俺達の飲んでもいいよと、彼らのクーラーボックス開けてくれました
サンキュー
第二陣の料理の出来上がりです、今度は希望のをゲット
もちろんカニ、ロブスター 南部の味美味しかったですよ 
むしゃむしゃ
先ほど話したお兄ちゃんグループに一人だけ25才ぐらいの胸にタツーが入ってる
女性がいましたので彼と一緒のところ、写真を撮ってもらいそれから
女性と一緒に記念撮影 いい感じで取れましたスタイルのいい背の小さな女性です
旦那さんと一緒みたいなんであんまり話したら、いかんと距離置いていました
そのうちビーフステーキが焼けたよと 知らないおじさんが教えてくれたので 
どれどれとビール片手に むしゃむしゃ



やっぱり話したくなりました、いけんことと判りながら色々と...
どうなったかは、コチラの画像から判断下さいね
僕らの周りにだんだん皆集まって私はどんな会話したのあまり覚えていませんが
あやうく、ジャパニーズXXXサイズの点検が彼女の手によってみんなの前で行われようと...
『アイニード5ミニッツ、フォ、グロウアップマイXXX』なんて...叫んだり
どちらにしろ、ニューオリンズは興味のある街でジャズ、ブルース今度行ったら
良いバーと女の子紹介してね、と約束を取り付けました。 いいね
後で知りましたが旦那さんじゃなくただのお友達だそうで、もう少し強くアタックても良かった
反省

いつの間にか車のキーはJeffのクルーに預けられ(安全の為)
ビールはコップに入れずそのまま飲んでいました。
Jeffの英語の勉強会と私の日本語の勉強会も始まり
キューバ人達も日本語少し覚えました。例の言葉OMEKO
みんな面白がっていました、それから腕の先まで刺青入ってる白人のアメリカ人に
お〜 お前すごいなマフィヤ?か すごくカッコイイ 
そしたらなんと超薄い生地に書い有るんです
シャツ!に 
まったく判らんやった 
俺は叫んだイミテーション タツー着てるぞ!この人
彼は次の朝会場でもうイミテーションはやめたといって腕を見せました (笑い)
いい奴でした

そんなのが続き深夜までバカ騒ぎ、明日のレース本番忘れ
お〜 良い感じ アメリカ バンザイ〜!
これだけでも十分アメリカに来たかいが私には有りました

最後はJeffのクルーに護送されホテルへ 私はシャワー浴びもちろんバタンキュー
いびき【 グーグー ピーピー グォグォ】 だったらしい同室のジョーの話によると。